すずちゃんと司くんは捨てられていた子です。
里親募集をして、直ぐに里親が見つかったすずちゃん
幸せに暮らしていると思っていました。
たぶん本当に幸せだったんだと思います
ところが5ヵ月程経ったある日、すずを連れて飼い主さんがやってきました。
すずが夜中に走り回り、うるさくて眠れず奥様がノイローゼのようになっている。
奥様から返してくるよう言われたとの事でした
私は「昼間に一杯遊んであげて下さい。そうすれば疲れて夜に寝るようになります。」とアドバイスしました。
まだ子猫だったすず。遊びたいに決まっています。
すると、飼い主さんは「猫は夜行性。本能を変えてしまうのは可哀想」という返事。
その言葉を聞いた瞬間、「うちで引き取ります」と即答していました。
「可哀想」って、どっちが可哀想なんだ」と心の中で叫んでいました。
その飼い主さんは、「病気が治ったら迎えに来るからね」とすずに言っていましたが、私はもう二度と来ないだろうと確信していました。
可哀想なすず
二度も捨てられるなんて
でもその時、里親が決まらず居残りだった司くんは大喜び
そして傷心のすずを守るように抱きしめていました

(すずちゃん不安そうでしょう そして司くんの逞しい顔
)
私はその時の事が忘れられません。
つづく