4月の末のある日。
お店に来てみると、チャ子ちゃんの動きが変。
後ろ足がもつれてるようになり、しっかり歩けません。
よく見ると首も傾いています。(斜頸)
後ろ足のもつれのような歩き方は、以前にも同じような症状が出た子がいました。
そして、その子は間もなく亡くなりました。
でも、今回のチャ子ちゃんは、その時の状態よりかなりマシに見えましたが、安心は出来ません。
何かがチャ子ちゃんの体の中で起こっている事が明白です。
たまたま定休日だったので、直ぐに病院へ連れて行きました
診断は
脳障害を起こしているという事でした。
何が原因なのかは、また別の病院へ行ってCTやMRIを撮らないといけない。
でも、調べたところで治療としては症状を抑えるだけなので同じとの事。
大きな手術をするというならともかく・・・
CTやMRIと撮る事も猫にとっては大きな負担という事で、そのまま症状を抑えるお薬を頂いて帰りました。
そして、そのお薬が無くなる頃、まだ、ふらつきも首も全く治っていなかったので、再度病院へ行く事に
その日、お店に来ると
今度は、ぱるるが同じように後ろ足がちゃんと歩けない状態に
しかもぱるるくん、前日は全く動かず部屋から一歩も出ず、ご飯も全く食べていなかったんです。
慌てて2頭を病院へ
道中、何か悪い感染症なのでは
そうだったら他の子も・・・
どうしよう
と、不安で一杯でした
病院へ行くと、下半身の状態は同じ感じだが、上半身の状態が違うと言われました。
チャ子ちゃんはただ首が傾いているだけ。
ぱるるの場合は首をフラフラ左右に動かし、目もクルクル回っています
先生からは症状が違うので感染症では無いと思われるとの事。
少し安心しました。
でも問題なのは、ぱるるがご飯を全く食べないという事。
チャ子ちゃんは、ご飯だけはしっかり食べてくれます。
先生によるとチャ子ちゃんは糖尿病なので、それはそれで心配なのだそうですが、素人としては食べてくれるとやっぱり安心です。
それから毎日、点滴に通う日々
この時が一番心配していました。
私は全く動かないぱるるに「私のパワーを全部あげる」と言って、二人だけの儀式、額と額を重ね合ってパワーを注入
「あっ!全部だと他の子の世話が出来ないから、ちょっとだけね」
と言い直して注入してあげていました。
点滴の甲斐あってか、少しずつ元気になっていったぱるるくん。
自分からご飯を食べるようになったので、点滴もおしまい。
でも、ぱるるもチャ子ちゃんも首が傾いているのと、後ろ足のふらつきが治りません。
お薬が無くなる度に病院へ連れて行っていたのですが、前から後遺症として残る場合があると言われていたので、
どのくらいで後遺症と判断するのか聞いてみると
「一過性のものなら、もう治っていてもいい」
という返答。
今後もお薬を飲ませるかどうか、私が判断するんだ
と理解しました。
そして、それから2~3日はお薬を飲ませていましたが、二人共一向に治る気配がありません。
もう二人共、そこそこ元気になっているように思えたので、お薬を止める事にしました。
これ以上治らないのなら嫌がっているのを無理に飲ませても
と、思ったのです。
そして、今はお客さんと遊んだり、モミモミしてくれるようになったぱるる。
(チャ子ちゃんは、以前から寝てばかりなので)
私のところにやって来て見せる傾いた顔が可愛くて
「可愛い~」と叫んでしまいます
当店の斜頸といえば王子がいます。
3頭揃って斜頸トリオになちゃった
可愛いでしょ
元祖斜頸の王子くん。
かなりブレてますが、一番傾きが分かるので。
ぱるるとは反対向きですね~
チャ子ちゃんは、全然じっとしてくれなくて・・・
なんとなく分かりますか
向きは王子タイプ